「パソコンできます?」。こう聞かれて、なんと答えますか?
事務がメインのホワイトカラーはもちろん、肉体労働系やサービス系の業種でもパソコンのスキルは求められます。とくにマイクロソフトのエクセルを使った作業は必須のスキル。
でも周りを見ていると、そのエクセルでPCスキルが止まっている人ばかり。その先に、扱うのはむずかしいけどビジネスに役立ち、素晴らしいコンテンツをつくりだせるソフトがたくさんあるのに。
たとえば「フォトショップ」。その名前からして、画像・デザインをするソフトだというのはわかるけど、仕事でどう役に立つのかはわからない。そもそも、デザイナーでもない自分が使えるのか。
どんな仕事でも役立ちます。絵心のない人でも使えます。フォトショップはそういうソフトです。
決められたセルに数値を入力するだけのつまらないソフト、エクセルで満足していたらAI(人工知能)に仕事をとられます。これからの時代は、0から何かを生み出し、自分の力を魅せるクリエイティブなITスキルが必要とされます。
エクセルよりも、フォトショップの時代です。
エクセルとフォトショップどっち?
「エクセルができる人」の優位性は無くなった
一昔前ならパソコンができる、つまりマイクロソフトのオフィスが使えるということはホワイトカラーの仕事で有利にはたらきました。年配社員が紙とペンと電卓で3日かけていた業務を、エクセルを使い3時間で終わりにする。こんな例が良く見かけられました。
しかし時代は変わり、今ではそれらの業務も効率化され、AIにとって代わります。
エクセルが多少使える程度で鼻を高くしていた人に、この先、今までのような席は用意されません。
(フォトショップで)えっ、そんなことできるの?
こんな例があります。
ある時ある会社で、完成した新商品をどう宣伝するか話し合います。社長をはじめ、部長やパート従業員まで、皆でアイデアを出し合っています。残念ながら予算をかけられず、地域の産業新聞に広告をうつのがつね。
しかし若手のあなたがここで一言、勇気をだしてこう応える。「わたしが商品画像をつくって、SNSで宣伝しましょうか?」
話はトントン拍子に。スマホで商品を撮影、パソコンに取り込んだ画像をフォトショップで補正し、さらにテキストを加える。所要時間は1時間もかからない。それを会社のTwitter(じつはこの時点でアカウントすら無し)に仕上げた画像を簡単な説明と共に投稿。ついでにFacebookやInstagramにも。
数日後、ぼちぼち問い合わせの連絡がSNSを通して入りだし、どこから聞いたのか、取引先の一社が電話でさっそく注文をしてきた。
驚く社長以下全員。一人がわたしに向かって「えっ、そんなことできるの?」と。
テキストではなく画像で伝えるSNS時代
画像編集ができれば仕事の幅が広がる
自社で開発した商品・サービスをできる限り早く、広範囲に周知させるためには、今の時代、SNSは欠かせないものです。しかし、TwitterのようなテキストがメインのSNSよりも、流行に敏感な若者を中心に、InstagramやPinterestのような画像メインのSNSが好まれる時代になりました。
そこでフォトショップなどの画像編集ができれば、その場で商品の写真を撮り、ロゴやタイトル・メッセージなどを加え、そのままSNSに流すことができます。掛かる時間やコストはとても少なくてすみます。とくに起業を考えている個人にとっては、最強のプロモーションのツールになりえます。
ゆくゆくは動画編集(YouTube)へステップアップ
日本では人気のSNS、Twitter。テキストがメインのサービスですが、海外では画像がメインの
さらに今後はYouTubeを中心に、動画でのコミュニケーションがメインになるでしょう。画像編集のスキルは、動画の制作・編集においても役に立ちます。フォトショップができれば、同じアドビの動画編集ソフト、プレミアプロを使う際にもそのスキルを有利に使えます。
いずれは動画をと考えている方も、まずはフォトショップを覚えてからでも損はありません。
まずは触れてみる(Photoshopの無料体験)
無料の体験版でまずは触れてみる
フォトショップを使うにあたって、まずはアドビのサイトにて無料体験版を入手しましょう。体験版を使用するにはいくつかの個人情報を入力する必要があります。無料の期間は7日間ですが、この間に基本の操作、切り抜きやテキスト挿入などを学んでみましょう。そこで興味がわいたなら、そのまま続けてサブスクリプションすることをおすすめします。
初心者にやさしいチュートリアルが充実
フォトショップでは、初心者向けにオンラインでのスキル向上チュートリアルが無料で用意されています。このチュートリアルに沿って学習すれば、切り抜きやレイヤーの重ね方などの基本はもちろん、ロゴ作成や色調補正なども身につきます。
フォトショップを使うには、アドビのアカウントを取得し、月々約1000円程度のサブスク(フォトプラン)への支払いが必要です。このサービスには、アドビの膨大なフォントを無料で使えたり、クラウドに20GBまでのファイルをストレージ可能。とてもお得なサービスです。
お申し込みは下記公式サイト、コード購入はAmazonにて
Amazon: Adobe Creative Cloud フォトプラン 動画編集ソフト 【12ヵ月】 サブスクリプション
クリエイティブになりたければフォトショップを使え!
フォトショップを使っている方ならおわかりでしょうが、確かにこのソフトは基本レベルを習得するまで大変です。エクセルに比べ、とても時間がかかります。しかしその先には、このツールを使って様々なクリエイティブを生み出す自分が待っています。
自社の宣伝用バナー(ネットでよく見かける広告)を作ったり、オリジナルのSNS用アイコンと背景を自作したり。ブログなら、記事内の画像をネットで拾ってきたありきたりの画像をそのまま貼り付けるだけでなく、コラージュ(素材を組み合わせて)して個性をだしたり。今までと違ったクリエイティブな自分になっているはずです。
そのクリエイティブなスキルが、仕事で活かされプライベートを充実させ、あなたの生きかたを新しいものに変えてくれるでしょう。