仕事に疲れ、毎日のモチベーションが地に落ちたと感じた瞬間。そのとき、ついつい口に出てくるのが「もう辞めてやる！」という気持ち。しかし、果たしてそれが正しい選択なのでしょうか。今回は、会社を勢いで辞めた人が立ち向かうリアルな問題と、本当の自分の価値を見つけるためのステップについて深く考えてみましょう。
「俺がいなくても会社が回っている…」、「どこも雇ってくれないの…」
相変わらずのブラック体質に嫌気がさしたり、これ以上給料が上がらないことに苛立って、突然会社を辞めるひとがいます。
しかし、会社を辞める前に、自分が果たして不可欠な存在なのか、冷静に考えることが肝心です。仕事が回っているうちは気づかなかったかもしれませんが、実はあなたの存在は企業にとって、それほど重要ではない。勘違いしがちなのは、「自分がいないと会社は回らない」と思っていることです。そんなことはなく、あなたが居なくなっても会社は潰れません。企業とはそういうものです。
さらに、辞めてから「どこも雇ってくれないのかな…」という不安もあります。転職など簡単で、その気になればどこでも就職できると思って辞める人は多い。しかし現実は、「どこも俺を雇ってくれない…」と、辞めたこと後悔するケースも見受けられます。
「スキルアップ」で未来を開拓する
上記のような勘違いや後悔をしないため、仕事を辞める前にプランや選択肢をもちましょう。
仕事を辞めた後、最初に考えるべきは自分のスキルアップです。未知の可能性に開かれるためには、自分の価値を向上させることが不可欠です。転職市場でも最も求められているのは、ITや英語のスキルです。
ITではプログラミングコーディングから、画像や動画の編集・制作、最近ではChatGPTなどを用いたデータ解析なども転職に不可欠で有効なスキルです。
英語なら、TOEICやTOEFLなどの資格はもちろん、高校生レベルn基本的な英単語や文章を読み書きできるようにはしましょう。
転職活動の舞台裏、現実と向き合う
新しいスキルを身につけたら次は転職活動です。しかし、これは容易な道のりではありません。履歴書や職務経歴書の書き方、面接の準備、企業研究など様々なステップが待ち受けます。
現実は、100を超える会社にエントリーしても、そのうちの数社からしか面接を受けさせてもらえないというケースもあります。人手不足ではありますが、企業がほしいのは、高度な即戦力です。
仕事を辞めたからこそ、焦らず冷静に現実を受け入れ、効果的な転職活動を進めることが重要です。失敗や苦労は成長の証です。
起業で広がる新たな可能性
新しい仕事を急いで見つけるのも一つの方法ですが、起業を検討してみましょう。前職で得た知識やスキルを活用することはもちろん、未経験でも興味の強い分野の仕事を、自らのビジネスとして始めてみてはいかがでしょうか。
商品やサービスを自ら生み出し、SNSを使って個人ブランディングを図り、自分のスキルや興味を生かした仕事に挑戦することで、新たな可能性が広がります。起業を通じて得られる経験やネットワークも、将来の展望を広げる手助けになるでしょう。
自分の価値を見出し、未来への一歩を踏み出す
ここまで、会社を勢いで辞めた人が本当の自分の価値を見つけ、現実と向き合いつつ新たな一歩を踏み出すためのポイントを考えてきました。
もちろん辞めずにその会社で新しい働き方を模索することもありましょう。他に、副業として自宅で小さなビジネスを始めることも選択肢の１つです。
いずれにせよ、将来を見据え冷静に自分の可能性を見つめなおし、新たな人生の一歩を踏み出すことは大切です。まずは小さいことで良いので、自分の人生・生活に変化を生み出してみましょう。